最新ブログ(10件)
■2020-05-25
こういう時期だからこそのリーチアウト。色々なインナーワークや動画でのチュートリアルが紹介されています。
■2019-01-09
明けましておめでとうございます!
■2018-12-24
昔の思いでから見られる思考グセ
■2018-11-30
東京でのイベントを終えて
■2018-10-30
11月3日&10日、東京でのイベント
■2018-09-20
エサレン研究所へのロードトリップ
■2018-07-26
幼い頃の記憶を疑ってみましょう。
■2018-06-20
父の日に見た思い出
■2018-05-31
お知らせです。
■2018-03-26
親への感謝の気持ちを抱けるようになると、良いことが起こり始める。
>>過去のブログ一覧
rss
お問合せ
当サイトについて
 
 
   
 
新年、明けましておめでとうございます。
LA:2009-01-08 13:34 (97)

マウイ、ワイレアのホテルのビーチから見た日没。言葉を失うほどきれいでした。立ちサーフェンをしている人がふたり。


明けましておめでとうございます!

 みなさん、よい年明けをお迎えになりましたでしょうか。
 私は、クリスマス前からマウイ島で東京から来た姉と一緒に過ごしていましたが、大晦日の晩に、ホテルの部屋で口論になり、そのまま、新年を最悪の気分で迎えました。
 マウイ島は2度目で、しかも、私にとってハワイ諸島は国内になりますから、滞在先やレンタカーも手配し、おおまかなスケジュールも決めて色々と準備し、ホノルルを乗り継いで来る姉に楽しい思いをしてもらおうと考えていました。
 ところが、今回も、「是非、姉に喜んでもらいたい」という期待が大きすぎたようで、ひとり空回りして、結局は神経をすり減らすことになっていたようです。
 マウイ島の東側は、深いジャングルになっていて、そこにハナという小さな町があり、ここは、大自然に囲まれた天国に近い場所だといわれるくらい美しい場所で、こちらのほうにもホテルをとって3泊することにしてありました。最初に滞在していた場所からは、距離にすれば75キロほどですが、なにせ海岸線を走るいろは坂という感じで最後の25キロは、時速20キロほどでしか走れないほど道が細くなり、途中にかけられたいくつもの橋は、車が一台やっと通れるくらいの幅しかないため、対向車と譲り合って進んでゆくしかなく、片道だけで3時間半もかかります。
 実は、8年前、仕事でひと月マウイに滞在していた友達を訪ねて遊びにきたときに、ひとりでレンタカーを運転してハナまで日帰りで出かけたことがありました。今回は、姉と一緒でしたが、途中、トロピカル・ストームにぶつかり、暴風雨で視界が遮られ、木がなぎ倒されたり、大きな石が道路に転げ落ちたりしているのを見ながら、恐ろしい思いで怖々と運転していきました。映画、「ジュラシック・パーク」が撮影されたといわれる場所を通りながら、まさに、ユニバーサル・スタジオのジュラシック・パーク・ライドにでも乗っているような気分でしたが、こちらは本物のジャングルですから、崖から崩れ落ちてくる岩の下敷きにでもなればほんとに死んでしまいます。8年前に運転したときを思い出し、あのときは晴れでしたが、よくこんな道をひとりで6時間も7時間も運転したものだと、怖い物知らず、若さだなあという感慨に浸りました。
 翌日に知ったのは、ハナの町のさらに先にある橋のひとつが、この日のストームで陥落し通行止めになったということでした。恐ろしい。
 マウイの東側は、地形的にも雨が多く、今回は常夏のハワイといっても一応冬だったので気温もそれほど上がらず、肌寒い日が続きました。
 8年前になんとなく立ち寄ったビーチが素敵で、日が傾きかけた頃に、ひとりで砂浜に座ってサーフィンをする若者たちを眺めました。そこは、まるで時間が止まったかのような、幻を見ているかのような不思議な雰囲気のある浜辺で、立ち去るのがとても名残惜しく、「いつかまたこのビーチへ戻って来る」と心に誓いまいした。ハナでの二日目に、ついにそのビーチへ行き当たり、再び訪れることができたことが一番嬉しかったことかもしれません。ちなみにここは、Koki Beachといいます。


Koki Beach

 ストームの後でしたので、訪れた滝はどこも水かさを増していて黄土色の水が怒濤のごとく落ちる様を見ては背筋が寒くなる思いでした。こんな日に、水の傍まで降りて行けば、いつ鉄砲水に飲まれて死んでもおかしくないくらい水の勢いがあったからです。絵はがきなどでは、その滝壺にできたプールで水遊びをする人たちの姿が見られたので、自分もそんなことをしてみたいと想像していたからでしょう、余計に恐ろしい思いがしました。自然は、偉大で素晴らしい!ハナは、自然の神様があちらこちらにたたずんでいるような神々しい場所でした。
 
 ハナからワイレアのホテルへ移動するとき、長時間でインテンスなドライブをしてきたこともあり、寝不足も重なり、精神的にも少し疲れていたからでしょう。姉との間でちょっとした勘違いが起こり、それでふたりとも一気に気分を害してしまいました。それまでは、お互いに多少気を使いながらも楽しく過ごしていたのですが、そこからの3日間はなんとなくギクシャクしていて、最後の最後には爆発しホテルの部屋で口論となり、そのままとても淋しい気持ちで年明けの花火を見ました。
 別に頼まれた訳でもなく、私は楽しいバケーションにしたいと張り切り過ぎて、欲張りすぎて、ひとりで空回り、神経をすり減らして疲れ果てていました。「次は、どこへ、次は何を」と先の事ばかりに気を回し過ぎて、あまり「今」を楽しんでいない自分であることに気がついて、がっかりしてしまいました。
 かなりのエネルギーと時間とお金を費やしたバケーションでしたが、結果は、疲労困憊、しかも、ひどく悲しい気分でロスへ戻ってきました。帰ってきてすぐは、「何のためにマウイなんかへ行ったのか」という思いで一杯でしたが、この旅行の意味も、淋しい結果に終わった意味も、後になって分かるときがくるだろうと考えています。
 こんなに悲しい気分で迎えた正月は生まれて初めてのことですが、最悪のムードからスタートしたと考えれば、残りの一年は、どんどんよくなるだけですから気負わずに、期待せずに、マイペースでやってゆこうと思います。
 自分がどんなに頑張っても、他の人にどう受け入れられるかは、それぞれの人の感覚や価値観によるものですから、私がコントロールできることではないのだということを痛感しました。だから、「もう人を喜ばすために頑張るのは止めようよ」って、気がついたら自分にそんなことをつぶやいていました。人を喜ばす必要なんてないんだって。それよりも、自分を喜ばすことにもっと注意を払いながら、今年は、ほんとに自分のやりたいと思ってきたことだけにじっくり取り組んでゆきたいと思います。
 
 
 
 



ハナのビーチ


Makena Landing, one of my favorite spots.
ここでは、シュノーケリングが楽しめました。年老いたウミガメが底でじっとしているのが見られました。


Makena-La Perouse State Park

この辺でシュノーケリングをすると野生のイルカがよってくるという話だったので行ってみたのですが、引き潮だったのか岩がゴツゴツ出ていて波も荒く、とても泳げるような雰囲気ではなくて、散歩だけして帰ってきました。

マウイ、最後の日。
朝早く姉を空港まで送っていった後、ホテルに戻り、海を見ながらひとりでランチしました。
   
HOMEプロフィールレジメフォトギャラリーブログ掲示板お問合せ当サイトについて
Copyright 2006 All rights reserved : saemi.j-heart.com