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土曜日の晩に、ひとりでテレビを観てての感想
LA:2006-03-11 13:27 (9)
 ゆうべ、ナショナル・ジオグラフィックのチャンネルで、2004年のインドネシアの津波をドラマっぽく編集したものを流していました。そのなかには、今まで見たことがないフィルムもあり、観ていて胸がドキドキしました。
 ほんとに、何度観ても痛々しい思いがしまずが、同時に、自然の持つ底知れないエネルギーを目の当たりにして畏怖の念を感じました。
 番組の終わりのほうで、小さな未開発の島が紹介されました。ここには、電気はもちろん電話もありませんし、魚を捕って生活することから、人々は海辺に集まって生活しています。ですから、外部の人は、この島の住人はみんな津波に飲まれて全滅してしまったに違いないと考えていました。ところが、島の様子を見に訪れてみると、全員かすり傷ひとつ追わずに生存していたということです。津波が来るのが分かっていたので、みんなで森の奥へと非難したからだということでした。
 前にも、似たような別の島が紹介されていたのを見ました。島には、村を仕切る「長老」みたいな人がいて、異常な引き潮状態が見られたときは津波がくるという知識を、祖先から言い伝えられていて、「塩水がやって来るから」と、みんなを島の一番高い所まで非難させたといっていました。
 この島が紹介されたときに、とても印象に残ったのは、島の人たちに時間のコンセプトがないということでした。「今、何時ですか?」なんて、よその人が聞くと、島の人は「???」って顔をしてるのがおもしろいんです。彼らにとっては、「What time is it?」って聞かれても、「It is NOW.(今は今でしょ、それ以外になに?)」っていう感覚なんだと思います。
 また、みな漁師で、自然に敬意を払いながらバランスよく暮らしているために、欠乏感がないのです。漁をするときも、その日に食べる分だけあれば充分で、余計に捕ってそれを売ってお金を儲けようといった考えを持ったひとがいないそうです。全ては、自然が充分に与えてくれると考えているために、人と争うという感覚がないのだと思います。
 テレビのレポーターと通訳の人が、ある人の船に腰掛けて撮影していたんですが、たまたま船の持ち主が歩み寄って来たんですね。船を使いたいんだと思うんですけれど、何も言わすに、ずーっと横で待っているんです。ここの島の人は、「どいて」とか、「あとどらくらいかかりますか」とか絶対に言わないんだそうです。誰かが座っていれば、その状況を、そのまま受け入れて、その人がどいて、自分が船をつかえるようになるまで何時間でもただひたすらに待っていられる人種なのだそうです。
 たとえ、その日に漁に出られなくても、家に戻って「今日は、知らない人が僕の船に座っていたから漁に行けなかったよ」と言えば、奥さんが「あら、そうなの」といって、どこかに食べ物を分けてもらいに行くのだと思います。これは、忍耐強いというのとまた違って、全てを受け入れている人たちだからでしょうね。この裸足で生活している島の人々は、物は無くても心が豊かなのです。私の目には神々しく映りました。
 先進国といわれる国で暮らす私たちとは、まさに対照的ですよね。私たちの多くは、心が満たされていないのだけれど、物があれば幸せになれると思い込んでいる部分があって、胸の奥に開いた穴を何かに埋めてもらおうと勘違いして奔走し、とんでもない相手と恋に落ちたり、クレジット・カード地獄に陥ったり、整形手術を繰りかえしたり。。。
 私自身、色々と考えさせられることがあった番組でした。
 
 
 



   
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