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世間が騒いでいること
LA:2008-10-12 15:17 (89)


友達のブライダル・シャワーでアフタヌーン・ティー・パーティーに出かけたとき、カップケーキが並べられていて、あまりに可愛かったので写真を一枚撮ってきました。
 ところで、全然話しは変わってしまいますが。1929年に始まった世界大恐慌以来だといわれるアメリカの経済危機は、世界中に波紋を及ぼしています。ニュースは毎日、エコノミー・クライシスと11月4日に迫った大統領選の話題でもちきりです。
 私の周りでは、家を失うほどの人はいないにしても、貯金のほとんどを株にしてもっている友達は、家に寄るたびに、「今日は数千万も損したあ〜、自分の人生はボロボロだあ〜!」と動揺しています。別の友達は、昨日仕事を解雇さて、「仕事、探しています」というメイルを送ってきました。私が使っているアメリカ最大手の銀行のひとつも、売りに出されて、つい最近、JPモーガン・チェイスに買い取られたばかりです。
 みなさんもご存知のとおりサブプライムローンが大きな原因ですけれど、こんなシステムを野放しにしていた政府もひどい。今になって税金を$700ビリオンも使って救済計画を無理矢理実行へともっていくことになりましたけれど、実際、その活用法もしっかり考案されていないような情けない状態で、ほんとにいい加減な政府だなあと不安を通り越してあきれてしまいます。
 大統領選に向けてのオバマ氏とマケインのディベイトを観ていても、どちらもこの経済危機に対しての明確な打開策をひとつも持っていないようで、この国の経済は、この先も地滑りを続けそうな予感がします。それでも、民主党のオバマ氏のほうは、まだ知恵も誠意もあるのが見られますし、ブッシュ政権にはたいへん批判的な姿勢の人なので期待したいところで、是非大統領になっていただきたいものです。
 マケイン氏は、いつもゼンマイ仕掛けの人形のようにぎくしゃく動いて、気味の悪い薄笑いを浮かべ、絵空事を豪語していることが多いので、こんな狸じじい(あっ、狸に失礼な。。。)が次期の大統領になったら末恐ろしいことだと感じます。しかも、彼の選んだ副大統領候補のサラ・ペイリンも訳の分からないおばさんで、口は達者で一応アラスカの州知事ですが、国の統治をするほどの知識も経験も無い薄っぺらな人です。まともな神経をしていれば、副大統領になる申し入れなど受けるはずがないような立場の人なので、きっとこの人も強欲でかなりのああ勘違いをしている人だと見受けます。サラ・ペイリンが副大統領になるなんて、冗談のような話ですが、ブッシュが2期も大統領を務めたような国ですから、何が起こるか分か分かりません。このふたりが、オバマ氏をテロリストよばわりするなど、汚い攻撃を行っていて、それがバックファイヤーして人気が下降しています。
 銀行にそそのかされて、経済的な余裕もないのに、自分の支払い能力を明らかに超えるような家を購入してしまった人たち。アメリカには、自分の収入以上の買い物を平気でできるような感覚の人たちがたくさんいます。足し算と引き算ができれば分かりそうなことが、多くのアメリカ人には分からないのは、しつけや教育がきちんとされていないかだと思います。
 私が子どもの頃にならった算数や数学の授業を、アメリカの子どもたちは計算機をもっていって勉強するのですから、九九も覚えられない状態です。そんな子どもたちが、そのまま大人になってしまったので、見栄や欲求にかられて、年収以上の出費を重ねて、クレジットカード地獄に陥るまで気がつかない家庭がたくさんあります。これは、現代アメリカのエピデミック(流行病)だともいわれる状況になっています。
 ウソやごまかしを元にできあがったものは、真実の光にさらされて崩壊するときが必ずやってきます。これは自然の法則です。今回の経済危機は、まさに、買えない家を買ってしまった、ローンを組ませて買わせてしまったという部分から生まれたひずみがマグニファイドされた結果に起こったものです。
 マケインとサラ・ペイリンのコンビが、事実を歪めてオバマ氏を攻撃する醜い姿を観察していると、まともな精神構造をした人であれば嫌悪感を抱くのは当然のことだと思います。ですから、彼らの人気が下がっているのも当然といえば当然なことです。
 この経済危機は、困難な時期でもありますが、大きな視野をもって見れば、これまで犯してきた間違いに気がついて、目を覚ますための絶好の機会だともいえるでしょう。もし、それができないアメリカであれば、今後、さらに不幸な出来事が重なってゆくことは予測できます。
 困難な時期というのは、ポジティブに考えれば、人が成長できるチャンスでもあります。ウソ偽りの中に暮らしていた私たちが、そこから生じた災難を乗り越えるには、真実に目覚めて、それに基づいた選択を始めることが肝心です。
 幸せは、そこに注意を払ったり、大切な気持ちを注げるところから生まれるものだと思います。どんなささやかなことでも、たとえば観葉植物を可愛がるとか、家族のためにおいしい夕食をつくろうって気にかけたりするところから反射するように自分のなかに起こる現象だと思います。私たちひとりひとり、普段から、今あるものに感謝して、自分に正直に選択を行いながら暮らしてゆくことが大切なことだなと実感する今日この頃です。

 

   
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