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ウエディング
LA:2008-08-15 14:04 (86)
 10月の半ばに、友達のマイクの結婚式に出ることになりました。マイクのフィアンセがルイジアナ州の出身ということで、セレモニーと披露宴は、ニュー・オーリンズのフレンチ・クオーターでおこなわれます。私は、アメリカで何度か結婚式に出席していますが、飛行機で出かける泊まりがけは今回が初めてです。
 マイクとは、その昔、アクティング・クラスで会ったときからの永い付き合いで、お互いの家族も知っていて、兄妹のような間柄です。アメリカの式では、花嫁さんの側に、ブライズ・メイドといって(これなんのためにあるのか分からないのですが)お揃いのドレスを着た女性が並び(花嫁さんの補佐役というか引き立て役みたい)、同じ数の男性が、花婿側にグルームズ・マンとしてつきます。今回は、花嫁さんの側が、女友達4人をブライズ・メイドに選んだので、マイクの側も4人つけなくてはならず、お兄さんのジョーと弟のティムの他に、(男友達がいないのか)女である私とサラのところにグルームズ・マンとして参加してほしいと申し込みがありました。トラディショナルな式でしたら、花婿側に女性がグルームズ・マンとしてつくことは考えられないのですが、今回はノン・トラディショナルということで、こういう珍しいスタイルでオッケーなのだそうです。タキシードを着なければいけないのかと聞いたら、ブライズ・メイド用に購入したドレスを着てほしいと言われ、先日衣装合わせに出かけました。
 マイクのフィアンセは、式のテーマは1920年代だとはしゃいでいて、ウエディング・ドレスもブライズ・メイドのドレスも映画『コットンクラブ』のようなスタイルのものを購入してありました。このタイプのドレスは衣装のようなもので、仮装パーティなどにしか着る機会がないので、今回着られるのが楽しみです。

 
 
 もうひとつウエディングのお話。
 カリフォルニア州でも、同性愛者同士の結婚が認可されて、私の友達のカップルも小さなセレモニーをもちました。
 マイケルとパートナーのロンは、すでに9年も連れ添っていて、男の子と女の子のふたりを養子縁組して、素敵な家庭を築いています。マイケルとロンの気持ちのなかでは既に結婚したカップルという意識があったのですが、子供たちのために、法的にも正式に結婚しておきたかったという理由で、今回式を挙げました。
 マイケルは、スペインの出身なので、家では子供にできるだけスペイン語で話しかけるようにしていて、7歳になる長男はバイリンガルに育っています。父親がふたりの家庭なので、子供たちは、ロンを英語でDaddy(ダディ)と、そして、マイケルをスペイン語のパパで、Pappy(パピィ)と呼んでいます。

 こちらのゲイのマイケルのほうも、かれこれ十年以上知っていますが、彼とロンの関係を見るたびに、バランスのとれた素敵なカップルだなあと感じます。
 マイケルと一緒に時間を過ごすたびに、彼らの関係が穏やかでバランスがとれている理由が分かります。それは、マイケル自身が、a whole person、バランスのとれた人だからです。
 これは、自分の(苦い)経験も含めての観察ですが、多くの人は、リレーションシップをもつときに、意識しているかいないかに拘わらず、相手が自分の欠けた部分を満たしてくれるだろうという淡い期待を抱くものです。恋愛していれば、結婚すれば、気持ちも安定して幸せになれるだろうといったはかない夢。そして、そういう場合は、似たタイプの相手を引き付け合い、それぞれが、自分の空虚感や自信の無さを相手に埋めてもらおうともがくため、関係のなかでマイナスの部分が膨張されて現れデザスター!な結果を招きます。
でも、お互いが満たされた状態であるときは、何かを得ようという条件に縛られた関係ではなく、あるがままのパートナーを敬い受け入れることができる穏やかでバランスのとれた関係が生まれるのです。
 マイケルとロンの家庭は、まさにそのお手本のようで、彼らと時間を過ごすと、Yes, it’s possible! と、希望をもてるので有り難いです。
 
 

   
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