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LA:2008-07-01 18:55 |
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普段から、明るくて穏やかな性格のもちぬしみたいに見られるんですけれどね。。。
遠慮して、言いたいことを言えないでいた苦しさとか、信頼していた人から裏切られたための心の痛みや、その人に罰が当たればいいと願うほどの怒りとか。ここ数年、そうした心の葛藤を抱いてきて、そんなこと考えちゃいけないと思ったり、いや生きているのだから感じるのは当たり前だと思ったり、自分の気持ちをどうしようもできない状態になっていて、一度どこか遠いところに出かけて心のお掃除をしないといけないと思い、飛び出してきました。
行った先は、イギリスとスペイン。たいへんなこともありましたが、ロスに戻って来た今、ほんとに行ってよかったとしみじみと思い起こすことができます。
前半、10日目くらいまでは、ロスから背負っていったストレスを抱えたまま、眠れない夜が続いたり(時差ぼけもあって)、そわそわして、イライラして意味も無く焦る自分がいて、「こんなに遠くまで来て、何をしているのかしら、私」と、わけも分からず切なくて、飛び立つ飛行機のエンジン音にまぎれて号泣したりもしました。
でも、ある体験をきっかけに、私にできるのは、現状を受け入れることだけだということに気がつき、目の前にあることだけに無我夢中になって取り組んでいたら、それまで引きずっていた苦い思い出や、頭のなかで何度となく繰り返されていた無意味な物語たちが体から離れていってくれました。
それからは、人々の親切な行為や優しさに触れ、自然の美しさに魅入って心捕われたりしながら、癒してもらうことができました。
旅先で出会った人や、一緒に時間を過ごした全ての人たちが、ほんとに優しい思いやりのある人たちばかりで、心休まる体験をしましたが、同時に、私には、ロサンジェルスにもそんな風に接してくれる友達はいるのだということを思い出し、改めて有り難いなと感謝する気持ちでいっぱいになりました。そして、自分にそれほど親切でないのは、自分だけかもしれないということを察して、ハッとしました。
正直いって、意地の悪いことも考える私です。でも、概して、人に対してはとても優しくて親切なのです。自分のコンフォート・ゾーンに他人が土足で上がり込むようなことをしても、耐え忍んで、優しさを崩さないように努める傾向があります。
でも、もうそんなことしなくていいのだと、変わってゆこうと決めました。自分の時間とエネルギーをもっと自分に親切に接することに注ぐようにしてゆこうと改心しました。
自分を愛する人は、他の誰をも愛せないというフレーズを何度となく書いてきましたが、私は自分を愛するということが、どうゆう手段をもっておこなうことなのか根本的に理解できないまま、How to 本があったらいいなあなどと思うことがありました。でも、今更ながら、私は、自分の家族や友達を愛していると感じますし、ある程度までは、自分のことも好きで大事にしていることを実感します。ただ、あまり優しいとはいえないことも随分としてきました。
たとえば、やりたくない人と一緒に仕事することを引き受けてしまったり、どうでもいいことをいつまでも気にして自分を苦しめたり、力が足りなかったと感じて自分を責めたり、人の思いばかりを気にして強烈な自己批判をしたり、ひどいときには、なんのために自分は生きているのかしらって生きていることを反省しちゃったりするのです。自分に対して病的にストイックな部分があるのだわ〜と、今回の旅でそんなことがしっかり見えたのは、素晴らしいご褒美でした。
これからは、自分のことを一番に考えて選択を行えるようになるための癖をつけてゆきます。充実した生活を送ることは、自分の人生をしっかりと生きることですからね。
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イギリスは、従姉妹の住むオックスフォード州に滞在しました。
ファームに囲まれた素晴らしい場所で、自然が静かにたたずむ優しいエネルギーに癒してもらいました! |
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