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LA:2010-12-05 15:34 |
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知り合いの作るクッキーが、高級デパート、サックス・フィフス・アヴェニューで売られることになり、そのお祝いのチャリティーを兼ねたパーティーが開かれました。そこで、クッキーのブランド名、MISS LILLY’S(リリーは、オーナーの愛犬の名前)のロゴの入ったポロシャツを来ていた女の子がたまらなく可愛かったので写真を撮らせてもらいました。天使みたい!
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MISS LILIY'Sのクッキー。 |
しばらく前に、コンドミニアムを買いますというブログを書きましたが、売買契約を結んでから、実際の引き渡しまで60日間という長い時間がかかりました。その間、ローンを組む銀行を変えなくてはならなかったり、もしかしたらうまくいかないかもしれないとも考えて別の物件を物色し始めたりと色々とありました。
この60日の間、テレビやラジオで、カリフォルニア州の失業率が10%を上回るだの、大恐慌をしのぐ経済後退などのニュースが流れているのを聞くたびに、こんな時期に不動産を買ってもきちんとローンの支払いをしてゆけるかどうかと不安がつのりました。また、シリコンバレーで働いていた学位や特殊技能を持つ人たちのなかには、解雇されてから2年以上も再就職先が決まらず、持ち家を手放したり、ホームレスになってしまった人もあるという報道番組を観たときも、もともと定職のない私の場合は、コンドミニアムを買うよりも貯金をもっていたほうが安心なのではないかと、今回の売買契約をキャンセルすることを何度も考えました。
寝不足で、心理的に弱っているときは、家を買うことが、自分にとっては贅沢なことなのだろうかとか、こんな大きな買い物を、配偶者もないままひとりで決めるということが心細くて、淋しさが込み上げてきたり、ものすごいストレスを抱えました。ほんとに、どうしようかと悶々として眠れない夜が続きました。
しかし、頭のなかで葛藤しながらもキャンセルしないでここまでこられたのは、心の奥底に、これは自分が望んだこと、「もっと広い場所に住みたい。自分の城をもちたい。」という思いが、マニフェストされ目の前に実現化して現れたことなのだということを理解している部分があったからだと思います。
「自分にもできる!」と、新しいことに取り組ませて経験をさせることが、自分を信じてあげることですし、一年探した末に、やっと「ここだったらハッピーに暮らせる」という物件に出逢えたことは、これもご縁でしょうし、後は、なんとかうまくまわってゆくだろうという姿勢で前進してゆくことが、人生をトラストすることだと思うのです。
アメリカでは、人生のうちに3回も家を買い替えるのが平均だそうです。私も、最終的には、大きな裏庭のある一軒家に住みたいので、今回のコンドミニアムは、夢の一軒家を手に入れるためのマイルストーンだと考えて、プロセスを楽しんでゆこうという気持ちになることができました。
途中、リモデリングにもかなりの費用がかかるために、「なんで、こんな古い所を買ってしまったのだろうか」と動揺しましたが、そのたびに、全て投資だと考えるようにすればいいのだと自分に言い聞かせてきました。
先週、解体作業が始まり、数時間で、台所とキッチンが取り壊されてなくなってしまいました。この2カ所が30年前のモデルのままで嫌だったので、なくなったことですっきりして嬉しくなりました。まだ瓦礫や古いキッチン設備が残っていますが、台所の天井に省エネ・ダウンライトが入っただけで、部屋の雰囲気が随分と軽くなり、これだけですごいメイク・オーバーだなと感心しました。
部屋がパアーッっと明るくなったのと同時に、これまで鬱々としてきた思いやストレスが吹き飛ばされたかのように、晴れ晴れとした気持ちになりました。
「大丈夫、全てうまくいく!」という確信を持てたダウンライトの効果に感謝しました!
(ダウンライトは、アメリカでは、リセス・ライトといいます。)
友達が、動揺している私を励ますために話してくれたこと:アメリカのニューヨーク・タイムズ紙に、人生のなかで最もストレスを抱える時期のアンケート結果が公表されたことがあり、その1番が、身内の死を経験したとき、2番が、失業中、そして、3番目に不動産の売買とあったそうです。だから、これを乗り切れば、経験を積んで忍耐強くなれるだろうし、怖い物もなくなるだろうから頑張れと応援してくれました。
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キッチンの天井にリセス・ライトを入れてもらいました。
これだけでも、とっても嬉しくて、出来上がりが楽しみです。 |
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