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自分の行動に託す思い
LA:2010-04-14 15:43 (129)
 アメリカは、4月15日が確定申告の締め切り日です。私も、ようやく締め切りに間に合うように申告を終わらせ、ほっとしたところです。
 これまでずっと還付金があったのですが、今年は、初めて、連邦と州の両方に追徴税を支払いました。ここ10年程ずっとお世話になっている会計士のブライアンから電話をもらい、その額を知らされたときは、私にとっては大きな額でしたので腰を抜かしそうになりました。
 「大丈夫?去年の収入から、ちゃんと貯金しておいたでしょ?払えるよね?」と、ブライアンも少し心配そうに聞いてくれました。
 私は、「払えるけど、、、」と、言ったまま口ごもりました。払えるけれど、払いたくない、というのが本音でした。
 しかし、実際、税金を払うのは義務ですし、それだけの収入があって割り出された額なのですから、少しでも世に貢献させてもらえるのだと考え、有り難いことだと思って素直に払えばいいことでした。ところが、一度、自分の貯金として銀行に入れてしまっただけに、それを失いたくないというどん欲な思いが生まれ、また、税金を払っても、戦争や、辻褄の合わない無駄なことに使われるだけだという勝手な思い込みが、抵抗感をあおり立て、しぶる気持ちを起こさせていたのです。
 ここで、私は、自分の態度を改める機会と、選択を与えられました。
 お金というのは、「天下の回りもの」と表現されますし、英語でもCurrency(流通貨幣)と呼ばれるように、エネルギーと同じく、世の中に流動しているものです。ですから、追徴税を支払うときの私の心持ちが乗せられた小切手が世に送り出される、つまり、込めるエネルギーが放出されて、そのエネルギーの波動が、将来、巡り巡って自分の元へ流れ戻ってくる可能性は充分にあるということです。
 そんなネガティブなカルマをつくらないためにも、今回は、アメリカの社会奉仕の足しにしていただこうという明るい期待を込めて小切手を書くことにしました。
 以前、宇宙真理を説く本のなかに、仏教の教えと似て、自分に起こる現象というのは、全て消えてゆく姿、潜在意識に宿る記憶が浄化されてゆく過程なのだと読んだことを思い出しました。
 今回の追徴税を支払うことも、もし、私が「もったいない」「口惜しい」といったネガティブな気持ちを抱いてしまうと、それが私の記憶となって潜在意識に残り、それが浄化されるときにまたネガティブな現象を引き起こすわけです。
 確かに、浄化されてゆく物事と向き合うことは楽しいことではありません。でも、起こる現象のひとつ、ひとつに対して、良いこと、悪いことと判断して感情的にならず、ただ素直に、「ああ、消えてゆく姿なのだ」と見送ることができるまでに自分が成長できれば、何事にも動じない心の平和がもたらされるのだろうと考えます。

 

週末に、シカゴでのセミナーに参加してきました。

シカゴは、初めてでした。ひとりで観光するのが嫌いなので、セミナーだけ受けて帰ってくるつもりだったのですが、少し時間をもてあましたので、電車に乗ってダウンタウンまで行ってみました。

映画などでもよく観られる、シカゴの典型的な町の風景。

立派な高層ビルが立ち並ぶダウンタウン。
川沿いに並ぶ高層ビル。ダウンタウンは、ゴミひとつ落ちていないきれいな町でした。町についてから、やはり、あらかじめリサーチして舞台などのチケットを買っておけばよかったと後悔しました。観たいと思ったショーは、全てソールド・アウトだったので、まあ、また次回来たときにということにして、シックなレストランを見つけてひとりで夕食をとり、ホテルに戻りました。
   
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