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LA:2010-02-14 07:39 |
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今日は、セイント・バレンタインズ・デー。「Happy Valentine’s Day!」 と、挨拶を交わし合います。親切な友達からは、カードや花の贈り物をいただきましたけれど、バレンタインデーを祝うというのもなんだかピンとこないので、今年も、私はいつもと変わらない日曜日を過ごします。
日本では、女性から男性へ、チョコレートに添えて気持ちを告白できる日と設定されていましたが、今でもそうでしょうか。今年は、この不況のうえに、日曜日ですから職場の男性への義理チョコを買う必要もないので、チョコレートの売れゆきはいまひとつだったのではと想像します。
アメリカでは、反対に、旦那やボーイフレンドがミスター・バレンタインに扮し、奥さんや彼女を食事に連れ出したり、プレゼントを渡したりして愛を表現する日のようです。バレンタインデーに男性が女性にプロポーズをするというのもよく聞きます。しかし、現代では、消費者の購買意欲をそそるために、企業が広告費を投入してつくりあげたイベントとなっているので、そういった意味では日本と変わりません。
恋人がいたら、バレンタインデーに限らず、いつも愛情表現していただきたいなあと思います。でも、バランスのとれた関係を保つためには、人からして欲しいと思うことは、まず自分からするという心持ちを忘れないでいることが大切ですね。
先日、グラミー賞授賞式で、素晴らしいパフォーマンス(http://www.youtube.com/watch?v=3stsDXki__U)を見せてくれたシンガー、ピンクのインタビューを観ました。彼女は、最近、一年間別居生活を送ったご主人との寄りが戻ったそうで、そのきっかけとなった出来事をシェアしていました。
ピンク自身は、完璧主義者で自分のことをパーフェクトだと思い込んでいたらしく、結婚してから5年間、旦那を自分の理想の人間に変えようと一生懸命だったそうです。ところが、そんな彼女の一方的な努力はポジティブな結果を生まないまま、別居生活に入りました。どうやってこの結婚を修復することができるのかと頭をかかえていたとき、ピンクの父親は、彼女にこんなアドバイスをくれました。
「君が、パートナーに持っていてほしい要素や資質を20項目思い浮かべてごらん。そして、相手にそれらを望む前に、自分自身が、それらの20項目をちゃんと満たしているかどうか考えてみなさい」と。
ピンクは、自分に欠けているものをパートナーに要求してきたというアンバランスに気がつき、自らを成長させて20項目を満たせる女性になるための努力をしました。そして、めでたくご主人との関係を好転させることができたという話でした。
丁度、読み返していたエックハート・トーレの『A New Earth』のなかにも似たような内容の節がありましたので、私のつたない訳でご紹介します。
“既に今の生活のなかにある良いことを認めることが、豊かさの基本です。この世が、あなたにお預けをしているのではないかと考えるものがあれば、それは、実際、あなたが世の中に与えるのを差し控えているものです。あなたが自分の内から出せないでいるのは、心の奥底で、自分のことを、世に貢献するようなものなどなにもないちっぽけな存在だと考えているからです。
以下のことを数週間やってみて、あなたの現実がどんな風に変わるかを試してみてください:誰かが、あなたに意図的に与えないようにしていると考えるもの。たとえば、賞賛、感謝、援助、優しい心遣い、など。それらを、まず、あなたからその人たちに差し出してみてください。えっ、そんなもの、自分にはないって?とにかく、振りだけでもしていれば、そのうちできるようになりますから。で、それらを自分から与えることができるようになれば、今度は、あなたが受け取る順番がまわってきます。与えることができない物事は、受け取ることもできないのです。どれだけ多くを与えられるかが、どれだけ多くを受け取れるかを決定します。世の中が、あなたにお預けをしていると思っているものは、既に自分のなかにあるのです。でも、あなたがそれを外へ押し出すように流してやらなければ、自分のなかにあることにさえ気がつかないまま一生を終えることになります。”
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こうしたことを踏まえると、普段よりも、愛する/ラヴィングな自分でいることをより意識して過ごしたいという思いがわいてきました。そして、今日だけにとどまらず、これからも毎日、「愛される自分」ではなくて「愛する自分」であるための選択を繰り返し、「愛すること」が無理なく自然にできる人に成長してゆければ、これ素晴らしいことだと思います。
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