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LA:2009-08-18 13:15 |
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この週末に、楽しみにしていた3日間のスピリチュアル・セミナー/ワークショップに参加しました。インドのワンネス・ユニバーシティの創設者であるグルの三大弟子のひとりが来るというので、どんなことを学べるのか楽しみにしていました。
私は、このイベントに参加することで何を得たかったか。。。そう、考えても思い出せないのは、これといった目標もなかったからかもしれません。ただ、インドから凄い人がやって来る。またその参加者が500人を超えてしまい、チケットが買えなくて残念がっている人がたくさんいるとまで聞いたので、「Live your best life.」、つまり、より豊かな気持ちで暮らすことや、自分が成れるベストな自分であれるように、そんな同じ願望を抱いた人たちと一緒になって刺激を得られる3日間になるのだろうと期待して参加しました。
マリナ・デル・レイの入り江の前に立つ大きなホテルへ行ってみると、白いインド綿でできた服をまとい首から数珠をかけている、インドでコースを終えてきたお手伝いの人たちがたくさんいました。私が、すぐに感じてしまったことは、お手伝いの人たちに2種類あったということです。とても穏やかなエネルギーを放ちながら、そこにあるもの、ある人たちと自然につながっていられるタイプの人と、「僕はインドで勉強してきたから、スペシャルなんだ」、「グルの傍で、親しくさせてもらった経験があるから、君たちよりもアドバンスしているんだ」といった態度で、あくせくとイベントのお手伝いをしている人たち。そういうタイプの人たちは、無我夢中で気がつかないのか、言葉遣いもぶっきらぼうで、人にぶつかっても知らん顔でした。
そんな風に人を観察してジャッジ(判定)する私も、まだまだ未熟なのですが、インド帰りですといった洋装を施している男性に限って、どこか高飛車で近づきにくい雰囲気を放っている人が多かったので目についてしまったのだと思います。
しかも、イベントの主役が出て来るときに流れる勢いのあるミュージック(まるで、映画の『ロッキー』を思わせるかのような。。。)とか、紹介のしかたとか、グルの弟子をロックスターかなにかのように扱っているのが、とても不格好で、釣り合わないなあと感じました。ロスでこのイベントを企画したアメリカ人のおやじが悪趣味で、何か取り違えている人だったのでしょう。お金儲けを目的に立ち上げたのだと感じ、このおやじには、インドの山奥であと100年くらい滝に打たれ、虫に刺されながら修行を積んでいただきたいと思いました。
と、まあ、否定的なお話はここまでにして。結局は、週末にやらなくてはいけない大事な用事が入ってしまったので、セミナーには、半分しか参加できなかったのですが、一番嬉しかったのは、モチベーション・セミナーのキングと呼ばれる、アンソニー・ロビンスのおしゃべりを2時間近く聞くことができたことです。
景色を楽しみながらボートを漕いでいるかのようなテンポで話をされるグルの弟子に比べると、アンソニー・ロビンスのしゃべりは、マシンガンのように早く、メモなどをとるものなら、ノート半ページ分は聞き逃してしまいそうなスピードでした。誰もが共感できる彼の体験談、そして、彼の信じる人生の意味など、そんな話をシェアしてくれた、エネルギッシュで楽しい2時間でした。
彼いわく、「人生の意味は、成長すること、そして、惜しみなく捧げることにある。自分のことばかりを考えるのではなく、今、この瞬間に、一番テイクケアされるべきことは何かを見極めて、そこにフォーカスを置くこと。そこにエネルギーを注ぐこと。人生は、どれだけの富を得るか、名声を得るか、賞賛を浴びるかではなく、どれだけ与えることができたかに尽きる」また、「神様(大宇宙でも、ハイヤーセルフでも、人智を超えた大いなる力でも、仏さまでもなんでもいいのですが)は、貴方が幸せか不幸かなんてことに注意を払いません。でも、貴方の成長に関しては、常に、そして、必ず、成長する方向へと導いてくれています。そして、成長が滞っている人には、人間が「試練」と呼ぶイベントを起こして「学び」や「悟り」へと促してくれている。人それぞれの人生がある。その人生を、向上心をもって生きてゆけば、楽しい幸せな人生を送ることになるでしょう」
これには、とても同意することができました。
アンソニー・ロビンスの話のあとに、彼がリードした瞑想の時間があり、その後、私はよい気分のまま会場を出ました。今回のイベントに参加するにあたり、「自分の抱くこの問題を解決したい。とか、イベントは、絶対にこういう風であって欲しい」という狭い範囲での期待がなかったために、ガッカリなことはあっても、それなりに楽しむことができました。
お天気がよく、気温は25度くらいで、目の前のビーチを散歩するのには最高のコンディションでした。太陽の熱で温められた砂の上を歩きながら、満たされた気持ちになり、私はこれからも、a student of lifeとして成長してゆけたらいいなと思いました。
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