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アットホームなウエディング
LA:2009-05-28 12:36 (106)
 短大2年目の夏、私は、南カリフォルニアでホームステイ・プログラムに参加し、就職活動もせず、サンサンと輝く太陽の光を浴びてパームツリーを眺めながら呑気に夏休みを過ごしました。そのときにお世話になったブリスビー夫妻には、とてもお世話になり、よくしていただきました。私は、今でもここのホスト・ペアレンツをパパ、ママと呼んでおつき合いしています。ブリスビー家には、男の子が3人居て、当時は、端で見ている私に、「絶対に男の子なんて産みたくない!」と思わせるほどの悪ガキ振りで両親をてこずらせていましたが、そんな子どもたちも立派に成人し、このたび三男のダニーの結婚式に呼ばれてアリゾナ州まで出かけて来ました。
 ダニーのホームメイドのウエディングがしたいという強い要望で、スコッツデールという町に住むママのお姉さんの家で式とレセプションが行われました。
 招待客の半分以上が遠くから訪れたり、バケーションを兼ねてリゾート地で行う場合のウエディングを、デスティネーション・ウエディングと呼び、遠くから来てくれる招待客のために、式当日の2、3日前からウエルカム・ランチ/ディナーや、ティー・パーティー、リハーサル・ディナー、式の後にもポスト・ウエディング・ブランチやフェアウエル・ランチなど様々なレセプションの予定が組まれます。
 今回は、そうした催しの食事や飲み物、巨大なウエディング・ケーキに裏庭のデコレーションやダンスフロアやバンドまで、全てママ側の兄妹親戚とその家族たちのマンパワーでまかなわれて作り上げられました。私は、式の当日に飛行機で入り、翌日のブランチに1時間ほど出席しただけで戻って来てしまいましたが、みなの協力振りというか、無駄が無く組織化された役割分担の見事さに感心しました。というのもママは9人兄妹で、親戚の数もびっくりするほど多いため、その数に比例してウエディングも多いらしく、みな慣れた手つきで作業をこなせるまでに経験を積んでいるからだそうです。
 
 式は夕方の5時からでしたが、35度の気温とアリゾナの西日に背中をジリジリ焼かれて私などは日傘を手放せない状況でしたが、「暑い」などとこぼす人がひとりもいなかったのは、皆が心からダニーとケリーの結婚を祝う気持ちで満たされていたからでしょう。
 私も、10数年振りに会ったママの兄妹たちから、「よく来てくれた!」と手放しの喜びようで迎えられ、「サエミは全然歳をとらないねえ」とか、「前よりも美人になったみたいだねえ。よかったねえ」などと褒められてきました。さらに、初対面の花嫁さんからは、「貴女のことは色々と聞いているわ、今日が始めてだけれど、アイ・ラブ・ユー!」とハグをしてもらい、なんだかとても愛されているような気分になりました。
 全てがカジュアルでありながらも、愛情が溢れる式とレセプションでした。

 帰りの飛行機のなか、以前観た“Into the Wild”(ショーン・ペン監督)という映画のおしまいを思い出しました。アラスカの大自然の中でひとり死んでゆく青年が、最後に書き残した言葉:「Happiness only real when shared.(一緒に分かち合う人たちがいてこそ幸福は実感できるもの)」
 ロスの空よりも遠くに広がるアリゾナの空を見ながら、私たちはみんな、愛を表現し、愛を分かち合い、そして、愛でたくさんの人たちとつながるために生まれて来るのだろうな、とそんなことを思いました。
一緒に写真を撮ろうといったら、花嫁のケリーと花婿のダニーから、私のほうが祝福を受けるようなかたちでキッスしてもらいました。
   
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