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幼い頃の記憶を疑ってみましょう。
LA:2018-07-26 17:47 (222)

前回は、自分の父親に対しての記憶がどんどん変わったということを書きました。

皆さんは、ご自分のご両親に対して、どのようなイメージを持っていらっしゃいますか?

自分の親について話しはじめると、「うちの親は、あまり〜〜してくれなかった」ですとか、「親から嫌なことばかり言われた、された」といった文句が出てくることはあっても、親にしてもらったことや、親の長所が数珠つなぎに思い出せる人はあまり多くありません。

フラクタル心理学の勉強では、今まで思いもしなかったような昔の記憶を発見したり、また、意識的に新しい記憶をつくる作業があって、次第に、幼い頃の思い出が、自分の一方的な思い込みや勘違いだったかということが発覚してきます。そして、今までずーっと抱いていた親のイメージが180度ひっくり返るという凄いことが起こります。

これはどういうことかというと、記憶というのは、起こったことのほんの一部を観て、自分の都合のいいように意味付けして解釈したものを覚えているだけだということです。つまり、記憶は、事実ではないので、いくらでも差し替えられるということです。

幼い脳というのは、人の世話をしたことのない未熟な視野で、親を観察して定義します。幼児期の脳には、快・不快の感覚があるだけで、親への感謝や愛情などという感情はありません。たとえば、親がどんなに疲れていても、共感することも同情することもできません。ただひたすら、「自分の思うように喋ってくれなかった」、「自分の望んだように接してくれなかった」ということを物差しに、親を採点し批判します。

つまり、この世には、親に完全に満足させてもらった人はいないということです。親が、どれほどの時間とエネルギー(労力、お金)をかけて育ててくれても、人を世話したことのない未熟な子供の脳は、「親なんだからしてくれて当然」という風にしか認識しません。そして、育ててくれた以上のことを望みます。そして、その欲望が満たされなかったと腹を立て、「ウチの親は全然世話してくれなかった」とか「大事にしてもらえなかった」「話を聞いてもらえなかった」「守ってもらえなかった」「虐げられた」「否定された」「見捨てられた」と親を恨み、ドラマチックなストーリーをこさえ、そのお茶の間劇場のなかで「親に傷つけられた可哀想なわたし」という役柄を熱演します。

でも、実は、子供は、その「傷つけられた」という思いをバネに、「じゃあ、もういいよ。自分でやるよ」と、何かができるようになって、自分でできることが少しずつ増やしてゆけるのです。つまり、親にしてもらえなかったという記憶が(その記憶が正しいかそうでないかは別として)、自分でできるように仕向ける、自立へと向かわせるわけです。

私の場合は、(今となっては完全な作り話だったと判明していますが)「親が貧乏で欲しいものを買い与えてもらえなかった」という恨みが、長い間、記憶に残っていました。そして、そのお陰で、幼い頃から貯金に熱心で、経済観念がしっかりして、自分に欲しいものを買い与えることができるまで自立できました。

「自分の親がこんなだった」とか「親にこんなことをされた」という苦い思い出があれば、それゆえに自分が身につけた能力や特技は何だろう?と考えてみるのをお勧めします。ご自分がずーっと事実だと信じてきた記憶を疑ってみると、そこに新しい自分を発見することができますよ。

フラクタル心理学とInner Awareness ブレスワークは、問題と感じていることの原因を、自分の深層意識のなかへ見つけにゆく自己解決方です。周りに悪者を生み出さない自己解決法ですから、エンパワリングであり、自己成長を促し、人生を発展させるための効果的なメソッドです。

11月3日に東京でお茶会を、また11月10日には、フラクタル心理学の理論とブレスワークを組み合わせたワークショップを開催します。ご興味のある方は、私の下記のウエッブサイトの「連絡」ページから、お名前とメイルアドレスを添えてお知らせください。追って詳細をお送りさせていただきます。saeminakamura.com
   
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