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LA:2016-01-05 19:00 |
(196) |
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明けましておめでとうございます!
皆さん、良い年明けを迎えられましたでしょうか。こちらは、あまり風情のない静かな年末年始でしたが、元旦だけは、友人宅でお手製のおせち料理をいただきながら録画した紅白歌合戦を観て正月気分を味わえて嬉しかったです。
昨年、私のロサンジェルスでの生活も25年目を迎えました。東京からスーツケースひとつでロサンジェルスにやって来たのが四半世紀前になるということ、そして、生まれ育った東京よりもアメリカ生活のほうが長くなったということに改めて驚きました。
東京を離れるときにあった、「自分ってなんだろう、なんのために生まれたきたのだろう、生きることの意味ってなんだろう」、こうした疑問の答えを模索しながら苦悩していたときの私は、生きることは重たくて苦々しい体験としてしか知覚認識できない精神状態にありました。2016年は、やっと内側に癒しが起こり、心の奥深くに刻み込まれるようにあった重たい感情エネルギーが体から放たれて軽くなり、そのシフトが自分の世界に反映されるのを目の当たりにできた感慨深い年でした。そして、物事を別の角度から観て理解できるようになってきた今、結果や達成できた物事よりも、そこへ向かうまでのプロセスのほうがより価値のあることだと実感します。特にこれまでしてきた心が痛むような経験だとか、辛かった思い出のひとつひとつが、私がこうした意識状態になるための有り難いステップだったのだと思えるようになりました。
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(ベニスビーチの夕焼け)
今年、先ずはじめに取りかかるのが、ハリウッドからベニス・ビーチへの引っ越しです。引っ越し先は床面積が465平米、私のコンドミニアムの5倍の広さの彼の家ですが、18年前に独身男がデザインして建てた家だけあって、キッチンは使い勝手がイマイチで、使わなくなった物が山のようにあり、ここ一年ほどかけて模様替えや片付けをしてきました。
掃除をするときの私は、あまりの物の多さに圧倒されるのと同時に、「買いだめするだけで、物を大切にしない!」と、カーッと頭に血がのぼり言葉尻がキツくなるため、「これは、もしかしたら使うことがあるかもしれないから捨てないでとっておきたい」(10年以上も使ってない、あることさえ忘れていた物なのに!)と、意固地に言い張る彼とよくぶつかりました。でも、私の内に変化が起こってから彼の方も随分と変わってきて、私にとって居心地の良い空間をこさえるほうが大事だからと、カスタムメイドでこさえてもらった巨大な家具を処分して新しいものと入れ替えてゆくことにも賛同してくれるようになりました。
植木や家具にも低いながらもちゃんと意識があるので、こちらが気にかけてあげればあげるほど、それに応えてくれるものです。彼とデートをはじめた4年前には、寒そうで淋しそうだった空間も、今では光が増して穏やかな空気が流れるようになりました。
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私たちはみんな愛のエネルギーでできていますから、私たちが気にかけてあげたり、思いやりの注意を払うことは、愛のエネルギーを注いでいるのと同じことになります。そして、「出した分だけ、戻って来る」という自然の摂理に則って、自分から愛を流せば流すほど、愛がやってくる頻度も増してきます。
昨年の私は、そうした思いやりという愛を、自分の内側へ注ぐことの重要さを理解し、それができるようになったのが有り難いことだと感じています。今年は、自分でいることをさらに楽しめるような選択を続けながら、喜びを形にして表現してゆきたいと考えています。 |
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